HOME > 東日本大震災情報 > 放射能、放射線、放射性物質の違いについて


放射能、放射線、放射性物質の違い
放射能、放射線、放射性物質の違いについて
自然放射線のレベルはどれくらいか?
数値に踊らされず、冷静に対処しましょう
サイト管理者のひとりごと・・・


放射能、放射線、放射性物質の違いについて Top↑
 放射能、放射線、放射性物質の違いについては、北陸電力のウェブサイト「放射能と放射線(放射能、放射線、放射性物質の違い)」のページでわかりやすく解説しています。ご参照ください。

 簡単に例えて申しますと、光を発する「懐中電灯」に相当するのが放射性物質、「照らす光」に相当するのが「放射線」ということになります。

 現在ニュース等で話題となっている「セシウム-137」と「ヨウ素-131」は、ウランなどの核分裂によって核実験や原子炉で人工的につくられる放射性核種(放射性同位体)であり、いわゆる放射性物質のひとつです。

 ヨウ素-131は、半減期(実質無害となる期間)が「8日」と短いのですが、セシウム-137の半減期は「30年」となっています。これらの放射性物質を体内に取り込むと、体内で被曝することになります。このため、規制値を超える場合には、摂取しないように気をつけなければいけません。今、特に問題となっているのは、食料と水道水ですね。水道水に放射性物質が混入することは、何とも複雑な気持ちになりますね。

 ちなみに、放射能とは、放射線を出す「能力」のことを言うそうで、一般的に用いられている「放射能汚染」などという言葉は誤用であるとのことです。すなわち、直訳すると「放射線を出す能力の汚染」ということになってしまい、意味がおかしくなってしまいますね。「放射線(による)汚染」という表現なら、意味は通りますが。・・・とはいえ、以前から「放射能」という言葉が広く用いられています(誤用が一般的な表現となっている)ので、あまり気にしなくても良いかとは思いますが・・・。

 ただし、気をつけなければいけないのは、新聞などで「放射能漏れ」と書かれていた場合、その放射能という言葉が「放射線」なのか、「放射性物質」なのかで全く意味が異なってきます。「放射性物質の漏れ」ですと、事態は極端に深刻になりますが、今テレビ等で言われているのは、放射線漏れの話が中心です。


自然放射線のレベルはどれくらいか? (再掲) Top↑
 通常測定される「ガンマ線の空間放射線量率(環境放射線)」は、10~60nGy/h (ナノグレイ/時間) 程度だそうです。これは自然放射線のレベル(何もしなくても自然界に普通に存在するレベル)になります。ちなみに、マイクロシーベルトで表すと、0.008~0.048μSv/h (マイクロシーベルト毎時) です。ただし、雨が降ると一時的に数値が上昇する場合があります。


数値に踊らされず、冷静に対処しましょう Top↑
 当ページは、現状の放射線の値を客観的にお知らせしたいために作成・リンクしたものであり、無用に不安をあおるべく作成したものではありません。閲覧者の皆様が客観的な視点で数値を読み解き冷静に対処されることを前提に閲覧いただけることを期待いたします。

 放射線は、普段食べるご飯、お茶、昆布など、ありとあらゆるものに微量に含まれており、生きていくうえで当たり前のように摂取し続けているのが現実です。もちろん、空気中にも漂っています。過剰に反応しないようにしましょう。繰り返しますが、放射線量の数値を冷静に 「読み解く」 ことが大事ですね。

 注意!:雨が降ると放射線量は一時的に増えます(空気中の放射線が雨に付着して落ちてくるため)。一時的に数値が上がっている場合、その地域で雨が降っているいうことも考えられます。「数値が上がってるよ!放射線が漏れ出しているっ!」といったような早合点をしないようにしましょう。


サイト管理者のひとりごと・・・ Top↑
 放射性物質の情報について、いつも政府や関係機関は「冷静に、冷静に・・・」「ただちに健康に影響ない」と言っていますが、毎日「情報を小出し」にするので、どこまで信用しきっていいのか不安になる部分があります。水道水だって、東京の水の源流は利根川なのですから、「原発事故があったその日」から注視しなければいけない事柄であったことはわかりきっています。それを今頃になって(1週間以上経って)から「乳児は控えて・・・」って、遅いんじゃないの?という気がします(当初から気付いている方は結構いたと思いますが・・・)。

 それと、東京の水道水のことばかり言われていますが、他の近隣県はどうなの?という気もします(結局、近隣県も翌日に発表されましたが・・・。なんだ、やっぱり基準値超えしてるじゃん!という有様です)。自治体によっては、随分前から水道水の検査をしているところもありましたが。・・・そういう点でも、なんだかヤキモキしますね。もちろん、政府や自治体関係者の方々も、一生懸命対処・努力してくださっているとは思いますが、目の前にある現実は、時間とともに進んでいきますから・・・、気になるところですね。

 また、放射性物質を含んでいる農作物・海産物を「安全」だと称してキャンペーン等を繰り広げる姿や、「直ちに健康に影響を及ぼさない」と言い続ける姿("風評被害"の一言で簡単に片付けてしまう口ぶり)にも非常に憤りを感じます(もちろん、風評被害も実際にありますが、「本当に風評被害として言い切っても大丈夫なの?」と疑いたくなるような出来事もあるように見受けられます)。「農家がかわいそう、漁民がかわいそう」という同情論を交えているものですから(彼らの死活問題ですから十二分にわかるのですが、そういう同情論と生命の安全とは全く話が別物です)、それを真に受けて食べ続けている人が世の中に増えています。放射性物質は今も出続けていますし、海にも流出し続けているようです(おそらく小さな亀裂・隙間から漏れ続けているのでは?政府は敢えて強調して言いませんが・・・)。特に、海にはヨウ素やセシウムなんかよりもはるかに危険だといわれているストロンチウム(やプルトニウム)が流出しているにもかかわらず、未だ測定(公表?)されていないようです(4月15日時点)。性善説に立って政府&一部の自治体が言うとおりに食べ続ければ、日本人の体に何らかの影響が出るのではないかという気がしてなりません。特に、お子さんがいらっしゃるご家庭は、政府の「小出しの情報」を真に受けず、買い物の際には少し慎重になった方が良さそうですね。「政府等の(部分的な)発表をアテにすることなく、そして"風評被害"と簡単に片付けることなく、多少の疑いの目を持って自衛しなくてはいけない」なんて、とても悲しいことですが・・・。

 放射性物質についての疑問や「情報公開の閉塞性」に対する不満・不安は尽きませんが、一刻も早く放射性物質の拡散がおさまり、これ以上の問題が起きないことを願うばかりです。命を懸けて原発処理に対処してくださっている方々に心の底より感謝しつつ・・・。